高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は投票間近となったアメリカ大統領選やノーベル賞、そして「高須賞」について、お話を聞きました。
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──そろそろアメリカ大統領選も迫ってきましたね。ヒラリー優勢の情勢は変わりませんが、トランプ候補もまた少し支持率を回復しつつあるようです。
高須:大統領としての資質とか人間性っていう部分は、ひとまず措いとくとして、強いアメリカを求めるアメリカ人はやっぱり多い。田舎に行ったら特にそうだろうね。自国が強くて嬉しくない国民なんていないよ。
──たしかにその通りですね。
高須:ヒラリーさんのほうは、いろいろと問題が多いからね。私用のメールを公務に使っていた問題もそうだし、それにからんで犯罪行為の隠蔽があったみたいな話もある。はっきり言って、ヒラリーはいろいろと怪しい動きをしているわけだ。大統領になるんだったら、こっちのほうがヤバいかもね。トランプの場合は不適切な発言はあっても、政治家としてヘンなことをしているわけではないから。ここは重要な点だと思う。
あと、報道なんかでも、トランプの発言ばかりがピックアップされて、それ以外の問題については、あまリ掘り下げられていない印象がある。特に日本国内だとその傾向は強いけど、アメリカでもそうなんだと思う。「私はトランプを支持しています!」って宣言すると、人間性を疑われるみたいなところもあるだろうしね。マスコミもなかなか「トランプ支持です!」とは言いづらいのかもよ(笑い)。
でも、そういう意味だと、表向きはヒラリーを支持してるけど、実はトランプを支持しているっていう人は多いはず。都会のインテリ層でもそういう人はたくさんいると思う。表立っては言いにくいアメリカ人の本音を代弁しているわけだしね。だから、劣勢だと言われていても、いざ投票してみたらトランプ勝利っていうこともありうるんじゃないかな。
──さて、話は変わります。少し前ですが、今年のノーベル文学賞がボブ・ディランに決定しました。
高須:連絡を無視し続けるっていうのはカッコいいね。僕もやってみたい(笑い)。まあ、爆弾を作って得たお金でできた賞だから、反戦を歌うボブ・ディランが拒否するのも当然だ。ノーベル賞もちょっと権威的になりすぎてるのかもね。
──そして、院長も「高須賞」を作るとか…。
高須:そうなんだよ。ノーベルが爆弾のお金で「ノーベル賞」を作ったんなら、僕は美容整形のお金で「高須賞」を作る。ノーベル賞なんかよりも何倍も健全だよ。これなら、ボブ・ディランだって拒否しないと思うね(笑い)。
──ノーベル賞のように、遺産で賞を作るんですか?
高須:最初はそうしようと思ってたんだけど、弁護士や会計士に相談したら、遺産だとまず遺族が相続税を払って、そこから高須賞財団に寄付する形になって、そこでもう1回贈与税がかかるっていうの。そしたら、遺産よりも税金のほうが多くなっちゃうらしくてね。だから、遺産で賞を作るのはやめて、今すでに活動をしている「かっちゃん基金」のほうで始めることにした。
──その場合、税金はかからないんですか?