国内

鳥取地震も的中のMEGA地震予測 次期最高警戒レベルの地域

「MEGA地震予測」を続ける東大名誉教授の村井俊治氏

 10月21日に起きた鳥取県中部を震源とする「震度6弱」の大地震は、人々を不安にさせた。地震大国・日本はもはや一瞬たりとも警戒を緩めることができない段階にきている。

 これまで本誌・週刊ポストでは抜群の的中率で読者を驚かせてきた村井俊治・東大名誉教授の「MEGA地震予測」を定期的に掲載してきた。この予測が「恐ろしいほど当たる」と改めて注目を集めている。約3か月前の前回記事(8月1日発売号)で、「鳥取・島根」を新たな警戒ゾーンに加えた上で、「鳥取・島根がおかしい」と警告を発していたからだ。

 村井氏の「MEGA地震予測」について説明しておこう。この予測は従来の地震学の予測法とは全く異なる。ベースになっているのが、全国1300か所に設置された国土地理院の「電子基準点」のGPSデータだ。

 そのデータから、地表のわずかな動きを捉え、1週間ごとの基準点の上下動による「異常変動」、地表の長期的な「隆起・沈降」(上下動)、地表が東西南北のどの方向に動いているかの「水平方向の動き」の3つの指標を主に分析し、総合的に予測している。

 村井氏が顧問を務める民間会社JESEA(地震科学探査機構)は、毎週発行のメールマガジンで最新の地震予測を公開しているが、村井氏が「最警戒ゾーン」とするのが、首都圏・東海警戒ゾーンだ。

 まず、「異常変動」では、6月から9月にかけて、伊豆半島、伊豆諸島、小笠原諸島を中心に、断続的に一斉異常変動が起こった。村井氏は昨年から予測の精度を高めるため、自前の電子基準点も設置しているが、そのひとつである神奈川県小田原市の電子基準点では、10月8日に非常に大きな異常が観測されたという。

関連記事

トピックス

沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
ゴールデンタイムでの地上波冠番組がスタートするSixTONES
ゴールデンタイムで冠番組スタートのSixTONES メンバー個々のキャラが確立、あらゆるジャンルで高評価…「国民的グループ」へと開花する春
女性セブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
生活を“ふつう”に送りたいだけなのに(写真/イメージマート)
【パニックで頬を何度も殴り…】発達障害の女子高生に「生徒や教員の安心が確保できない」と自主退学を勧告、《合理的配慮》の限界とは
NEWSポストセブン
5人での再始動にファンからは歓喜の声が上がった
《RIP SLYMEが5人で再始動》“雪解け”匂わすツーショット写真と、ファンを熱狂させた“フライング投稿”「ボタンのかけ違いがあった事に気付かされました」
NEWSポストセブン
ドナルド・トランプ米大統領によって実施されているさまざまな施策が、米国社会に大きな影響を与えている(AFP=時事)
「極度の肥満のため死刑を停止して」「執行の際に座骨神経痛が痛む」女性に性的暴行し殺害したマイケル・タンジ死刑囚(48)の“驚きの要望”《トランプ大統領就任で加速する死刑執行》
NEWSポストセブン
中居正広の私服姿(2020年)
《白髪姿の中居正広氏》性暴力認定の直前に訪問していた一級建築士事務所が請け負う「オフィスビル内装設計」の引退後
NEWSポストセブン
これまで以上にすぐ球場を出るようになったという大谷翔平(写真/AFLO)
大谷翔平、“パパになる準備”は抜かりなし 産休制度を活用し真美子夫人の出産に立ち会いへ セレブ産院の育児講習会でおむつ替えや沐浴を猛特訓か
女性セブン
ネズミ混入トラブルを受けて24時間営業を取りやめに
《ゴキブリ・ネズミ問題で休業中》「すき家」24時間営業取りやめ 現役クルーが証言していた「こんなに汚かったのか」驚きの声
NEWSポストセブン
岡田結実
《女優・岡田結実(24)結婚発表》結婚相手は高身長の一般男性 変装なしの“ペアルックデート”で見せていた笑顔
NEWSポストセブン
ウッチャンナンチャンがMCを務める番組『チャンハウス』
【スクープ】フジテレビがウンナン&出川MCのバラエティー番組で小学生発言を“ねつ造演出”疑惑 フジは「発言意図を誤解して編集」と説明、謝罪 
女性セブン