大谷翔平、松山英樹、錦織圭の3人が世界レベルの輝きを放っているのは間違いない──。松山と錦織はすでに世界ランク1桁を指定席にし、日本ハムを日本一に導いた大谷も“世界”を着実に視野に入れている。
「来オフにはポスティングシステムを使ってメジャー移籍すると見られ、複数の球団が調査に動いている。先日の侍ジャパンの強化試合での特大本塁打を見て、MLBでも二刀流での獲得を目指すチームが出てくると見られます」(担当記者)
3人はキャリアのなかで年俸・獲得賞金を順調に伸ばしてきた。大谷は2013年、ドラフト1位で日本ハムに入団。年俸は1500万円(3勝、3本塁打)を皮切りに3000万円(11勝、10本塁打)、1億円(15勝、5本塁打)と倍々ゲームで急上昇。
「4年目の今季は2億円で、来季は4億円超え確実とされています」(同前)
松山は今年9月までの米ツアー参戦3年目に獲得賞金419万ドル(約4億5600万円)と自己最高を記録。さらに10月半ばの日本オープン以降、海外大会を含め4戦3勝の成績で「1か月で賞金3億3000万円を稼いだ」と話題になった。
一方、テニスの世界ランキング5位につけている錦織は、今年の獲得賞金が396万ドル(約4億3100万円、11月14日時点)。
3人の“稼ぎ”は拮抗しているように見える。だが、米誌『フォーブス』が6月に発表した世界アスリート長者番付では、日本人最高は錦織の29位、その額は3350万ドル(約36億円)にのぼる。松山と大谷はランク外だ。