高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、アメリカ大統領選に勝利したドナルド・トランプ氏と会談した安倍首相について、お話を聞きました。
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──ドナルド・トランプ氏が大統領選に勝利し、最初に動いたのは日本の安倍首相でした。世界の首脳のなかでは一番乗りでトランプ氏と会談した安倍首相についてどのように見ていますか?
高須:本当に素晴らしかったと思う。僕はトランプさんを全面的に支持するけど、世の中的には警戒されている。アメリカでは反トランプのデモも起きている。メディアだって、トランプさんに対して懐疑的な姿勢だよ。つまり、トランプさんと仲良くすると、世界から反感を買うかもしれないっていう状況なわけだ。
言ってみりゃあ、そのへんの政治家なら、とりあえずヘタに動かないほうがいいかも…って思うはずだけど、安倍さんは違った。世界中で誰よりも早くトランプと会談をしたんだよ。これは本当にすごいこと。トランプがどんな人間なのか、どんな考えを持っているのかを、いち早く自分で確かめに行くっていうのは、何よりも正しい行動だと思う。仮にトランプがとんでもない人だったとしても、日本の国民のためになるなら、身を削ってでも取り引きをするっていうことだからね。それをいちばん最初にやった安倍さんは、国際社会でももっともっと評価されるべきだと思う。
いやあ、本当に素晴らしい。安倍さんの素早い動きと、世間の妙な噂にだまされない姿勢は本当に日本の誇りだと思う。
──たしかに、日本政府はトランプ氏に対して、すごくフラットな姿勢ですよね。
高須:そう。菅官房長官も10月には、安全保障担当の大統領補佐官になるフリンさんと会談をしているんだよね。世間的には、ヒラリーさんが勝つって言われていた時期に、ちゃんとトランプ側とつながりを持っていたっていうのは本当にすごいし、流れがちゃんと読めている証拠。正直、菅さんのことを見直しちゃったよ(笑い)。
──もし日本政府がマスコミの予測のように「ヒラリーが勝つ」と決め込んでいたら、こうはならなかったでしょうね。
高須:ちょっと前なら、メディアが都合のいいデータばかりを並べて、世論を動かすっていうこともできたけど、今はもうSNSの時代で、メディアが人々を動かせなくなっているんだよ。安倍さんや菅さんはそれをしっかり見極めることができていた。大したもんだ。
商業メディアが世の中を牛耳る時代はもう終わりだね。トランプが勝ったのは、SNSによる革命だよ。僕は、テレビも新聞もあんまり見ないツイ廃じいさんだから、この結果は見えていたけどね(笑い)。
──そんななか、アメリカ国内ではトランプ氏の大統領就任に対して、反発もありますが…。