民放の連続ドラマにレギュラー出演するようになったのは今年になってから…というのが信じられないほど、3クール連続で出演中。リクルートゼクシィのCMではキュートなウエディングドレス姿を披露して注目を集めるなど、今年を代表する新星女優といえばこの人しかいないだろう。12月には初のミュージカルに挑み、飛躍の年を締めくくろうとしている吉岡里帆(23才)の、仕事への思いと素顔とは――。
連続テレビ小説『あさが来た』、宮藤官九郎脚本のドラマ『ゆとりですがなにか』への出演、リクルートゼクシィの9代目ガールなど話題には事欠かず、まさに駆け抜けてきた吉岡里帆。飛躍の一年だったのでは?
「1つ1つ、小さなことを積み重ねていこうという思いはデビュー当時から変わらないんですけど、いろいろなお仕事をいただけるようになったのは、まだ夢を見ているようで、実感もちゃんとした自信もないんです。でもスクリーンの向こう側の人が幸せな気持ちになれるような女優さんになりたいと、ずっと強く思い続けていようと心に決めた年でした。自覚が芽生えたのかもしれないですね」(吉岡・以下「」内同)
周囲の反響を感じた出来事を尋ねると「“朝ドラ”に出ていた時に、街中で役名の宜ちゃんと呼ばれたんです。小学生くらいの女の子から『ゼクシィのCMに出ているかたですよね?』と声をかけられたことも、すごくうれしかったですね」とふんわりと笑う。放送中のドラマ『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』では初の医療ドラマに挑戦し、難解な医療用語が飛び交う現場で新たな役に向き合った。
「3か月がすごく短く感じて、とても素敵なチームだったので終わるのが単純に寂しいです。最初は医療用語がすごく難しくて、戸惑いと不安もありました。共演者の皆さんから学んだことがたくさんあるんです。1カットに対する集中力の差がハッキリあって、一緒に演じるのが恥ずかしいと思うくらい…。でも、すごく勉強になりました!」
緊迫したシーンも多いが、カットがかかると和やかに談笑したり、現場のチームワークは抜群。グループLINEで頻繁に連絡を取り合う仲というのもうなずける。