高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回はカジノIR法案の話から始まり、都市伝説に騙される人々についてお話をうかがいました。
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──衆議院でIR法案が通過し、参議院で審議入りしました。いわゆる「合法カジノ」を実現するための法律ですが、批判の声も多いですね。
高須:ギャンブル依存症が増えるって言われているやつだね。何をいまさらそんなことを言っているんだって思うよ。そもそも競馬や競輪なんかの公営ギャンブルがすでにあるし、パチンコだってある。ギャンブル依存症がヤバイっていうなら、今すぐそれを解決するべきなのに、実際にはちゃんと取り組んでいないんだから、実際には大した問題ではないってことなんじゃないの? 合法カジノをどうしても実現したくない人がいるんだろうか? 何かしらの利権が奪われるというか…。
──たとえば、パチンコ業界なんかは、カジノに客を奪われてしまうなんていう話もありますね。また、同時に合法カジノを実現することで、パチンコもついでに合法化の方向へ進んでいくという話もあります。
高須:なるほどねえ。いずれにしろ、カジノを合法化しようがしまいが、世の中はそんなに変わらないよ。ギャンブル依存症の人は今でもいるし、カジノなんてむしろパチンコなんかに比べたら、敷居も高いし、日常的に行けるものではないんだから、依存症とは一番遠いギャンブルだと思うけどねえ。
──ニュースなんかで煽るほど、依存症は問題にならない、と?
高須:そうそう、マスコミに騙されちゃダメ。というかねえ、今の時代はネットにいろんな情報もあるわけで、何が正しくて何が正しくないかをちゃんと調べることができると思うんだけどなあ。それでもやっぱりヘンな情報に騙されちゃうヤツはいる。情報が多すぎるから逆に騙されやすいのかもしれないけど。
──ツイッターでも、よくわからない情報を拡散する人がいますね。
高須:都市伝説っていうやつとかね。フリーメイソンが世界を動かしてるとか…。そういうのを真に受けて、僕のところにヘンな質問がくるんだよ。都市伝説は都市伝説。「信じるか信じないかはアナタ次第」ではなく、「そんなもん信じるな!」って言いたいね(笑い)。
──美容整形関係の噂も多いですよね。