世のオバサマ方が美しく健康に生きていけるように、ファッションプロデューサーの植松晃士さんがアドバイスを送ります。今回は、最新の美容医療のお話です。
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皆さま、ご機嫌よう。12月も半ば過ぎて、いよいよ慌ただしさが増してきましたね。先日、「eye beauty」というキャンペーンに参加しました。“目元の印象次第で、女性はもっとチャーミングになれる”というテーマで、具体的には、まつげケアと目元のボトックス注射、ヒアルロン酸注射。この3つの合わせ技で目元の魅力をアップしましょうというものです。
「あら、プチ整形?」と思われそうですが、切ったり縫ったりするわけでなく、数か月で元に戻るから、エステの延長のようなものです。
外見に関するちょっとした悩みを医療の力で解消し、外見が美しくなるだけでなく、心も明るく前向きになれるのなら、素晴らしいことだと私は思っています。
もちろん、美容整形にハマって、誰なのかわからないような事態は論外ですよ。ご本人が満足しているならいいとはいえ、あまりにも変わりすぎたお顔を、他人が素敵と判断するかどうかは、また別問題です。
パーマがかかりすぎたり、前髪を切りすぎたのなら、髪は伸びるので問題ないのですが、お顔はくれぐれも慎重に判断してくださいね。
街には本当にたくさんの美容皮膚科といわれるクリニックがありますが、医師のセンスはまちまちです。医療は信用に裏打ちされたビジネスですから、お値段に惑わされず、評価の高い、いわゆるブランド病院を選ぶのが、リスクを回避するためにはもっとも安心な方法だと思います。さらにいうならば、施術の方法としても、臨床データが豊富でリスクが少ない安全なものを選ぶことですね。