芸能

全身がんの樹木希林、元気なときの姿は「あれは瞬間芸」

樹木希林、がんを語る

 鹿児島県にあるクリニック『UMSオンコロジークリニック』で最新がん治療「四次元ピンポイント照射」により、全身がんの治療をした女優の樹木希林(73才)。そんな樹木に本誌・女性セブンは幾度かにわたって「がんと生きる」ことについて話を聞きたいと取材依頼をしてきた。毎回固辞されたが、このたび「なんだかあまりにも電話が来ないから、こっちからかけちゃったわよ」と電話が来た。

「ずっと死ぬ死ぬ詐欺をやっている」と言う樹木は、全身がんでありながら、2016年も映画『海よりもまだ深く』に出演し、カンヌ国際映画祭にも出席した。娘婿の本木雅弘(51才)が主演した映画『永い言い訳』の完成披露試写会にも応援に駆けつけ、正月に公開する映画『人生フルーツ』でもナレーションを担当するなど、相変わらず私たちに元気な姿を見せてくれている。

 2016年11月、樹木は『UMS』開業10周年のパーティーに出席した時、ついでに胃や腸の検査をしたというが、もしやがんが消えていたのではないか?

「いやいや、大丈夫じゃないよ。あれは瞬間芸だもん(笑い)。だってあなた、舞台挨拶に行ってさ、『いやぁ、もう。ほんとに大変なんですけど来ました』って言うのなら、行かないほうがいいじゃない。人と会うとき、こうしてしゃべってるときだけ元気で、あとはぐて~んとしてるんだから、瞬間芸なのよ(笑い)。こうやってしゃべってると、おかしいね(笑い)。

 でもまあ、大丈夫じゃないけど、だいたい、これ(がん)をやっつけようとかって思わないのよ。『がんと真剣に向き合って』とかも思わない。こんないい加減な感覚で生きてるから、私がお話できることはないんですよ。

 まして責任がある命のことなんかに、私がそんな、あなた。私だって明日をもしれない身なんですから、無責任なことは言えないんですよ」

 ここまで話してくれたのだ。記者は改めて会って話を聞きたいと切り出した。しかし…。

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