1992年、ドラマ『君のためにできること』(フジテレビ系)の主題歌『You’re the Only…』がミリオンヒットし、4 オクターブのハイトーンで一躍注目を集めた歌手の小野正利(49)。現在もライブを中心として活動しているという彼の意外な近況を聞いた。
――最近の活動を教えてください。
小野:相変わらずソロの活動をしていますが、それに加えて、2009年にヘヴィメタルバンドのGALNERYUS(ガルネリウス)に加入しました。それに、ヴォーカルスクールの講師もしています。
――ポップスとヘヴィメタでは、ギャップがありますね。
小野:ジャンルのこだわりはなかったし、そもそもアマチュアの頃、デビューの数か月前までヘヴィメタルバンドを4年ほどしていたんです。だから知り合いのプロデューサーに、 「GALNERYUSのヴォーカルが脱退したので、やりませんか」と誘われて「じゃあやります」と(笑い)。
――周囲には驚かれた?
小野:デビューした後の、ポップスのぼくしか知らない人は意外だったと思います。でもアマチュア時代のぼくを知っている人からすると、ポップスでデビューした方が違和感で、どこからぼくを知っているかで反応が違いました。ぼくがロックを歌うと知っていた人は、「よくぞロックに来てくれた!」と歓迎してくれましたね。
――ヘヴィメタルというとシャウトで喉に負担がありそうです。しかも小野さんは愛煙家ですね。
小野:煙草は声に影響しません! これは力強く書いておいてください(笑い)。ぼくは20才から煙草を吸っていて、吸わずに歌っている期間がほとんどないので、比較はできないんですけどね。
それにしても、喫煙者は肩身が狭くなりました。お酒を飲んで暴れる人はいるけど、煙草で暴れる人はいませんよね。飲酒運転は危険だけど、喫煙しながら運転しても問題ないし、世の中アルコールには寛容だなって思います。
――煙草を吸うことで、困ることはない?