国内

講談社編集次長、逮捕直前にDV疑惑等11問に答える

逮捕3日前の講談社・朴容疑者に直撃質問

 講談社の社員で『週刊モーニング』の編集次長・朴鐘顕容疑者(パク・チョンヒョン=41才)が1月10日、殺人容疑で警視庁に逮捕された。容疑は、昨年8月9日に自宅で妻の佳菜子さん(当時38才)の首を締めて殺害したというもの。

 その逮捕の3日前のことだった。夕方6時すぎ、車に乗った朴容疑者が帰宅した。運転席のドアを開ける彼に声をかけた本誌・女性セブン記者は、暗く、よく見えなかった後部座席からふと視線を感じた。

 そこには、4人の子供たちが座っている。上は小学3年生の女の子で、下は1才ほどの乳飲み子だ。今後しばらくはできない、父と子、水入らずの家族旅行からの帰り際だった。子供たちが、無表情でじっとこちらを見つめている。ぐずることも、泣くこともない。思わず質問の言葉をのみ込む。朴容疑者の顔は青白く、血の気がない。

「中に入っちゃってね、みんな。寒いから、ほら」

 子供を家に入れて数分後、朴容疑者は再び姿を見せ、「少し歩きますか」と、あてもなく自宅周辺を歩きながら話した。

──現在は休暇中ですか?
「そうですね。子供が児童相談所から帰ったんで丸1か月会社を休むことにして、家族旅行をしていました」

──子供さんを児童相談所に預けたのはなぜ?
「一時的にあの…面倒を見る人がいなかったので」

──子供さんに元気は戻りましたか?
「あの、児童相談所から返してもらえるときに『お父さんは常に元気いっぱいでいてください』と言われまして。ぼくもつらい時もあるけど、その言葉を思い出してなるべく元気にしています。子供たちも先生のアドバイスのおかげか、元気になってきているように見えます。母が亡くなったという事実をどこまで理解できているのか、わかりませんけど…」

──(奥さんは)育児に疲れていた?
「それは…(言葉に詰まって)、わかりませんでした」

──仕事は続けるんですか?
「何かをしないと生きていけないんで。保育園の時間に合う部署に異動できれば続けられると思いますが、難しければちょっと考えないといけませんね」

──夫婦仲が悪くなった?
「いや、正直わかりませんでした」

──亡くなられた時の状況は?
「ええと、すみません。何も言えません」

──夫人が亡くなられたことに関与されている?
「ありのままのことは警察に話しましたので。話せることはなくて。特に新情報もないですし…」

──夫婦げんかが絶えなかったという話もありますが。
「ええと、ちょっと自分ではわからないです」

──DVをしていたのか?
「ええと…。まぁ、それはいずれ明らかになることだと思うんですが」

関連キーワード

関連記事

トピックス

同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
電動キックボードの違反を取り締まる警察官(時事通信フォト)
《電動キックボード普及でルール違反が横行》都内の路線バス運転手が”加害者となる恐怖”を告白「渋滞をすり抜け、”バスに当て逃げ”なんて日常的に起きている」
NEWSポストセブン
入場するとすぐに大屋根リングが(時事通信フォト)
興味がない自分が「万博に行ってきた!」という話にどう反応するか
NEWSポストセブン
過去の大谷翔平のバッティングデータを分析(時事通信フォト)
《ホームランは出ているけど…》大谷翔平のバッティングデータから浮かび上がる不安要素 「打球速度の減速」は“長尺バット”の影響か
週刊ポスト
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン