新春特番が目白押しのテレビ界で、違和感の残るテロップ表記があった。1月3日に放映された『今夜くらべてみました 新春ゴールデンSP』(日本テレビ系)では豪華なラインナップが揃った。同番組では毎回、共通点のある3人をゲストに呼び比較していく進行だが、今回は2時間半特番ということもあり3組が登場。1組目は1月に新ドラマ『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)で共演する女優の吉高由里子、榮倉奈々、大島優子が「トリオ ザ 実はネガティブな女」、2組目は萬田久子(58歳)、ローラ(36歳)、中村玉緒(77歳)の「トリオ ザ パスポート真っ黒けな女」、3組目は新妻聖子(36歳)、柏原芳恵、小柳ゆき(34歳)の「トリオ ザ 華麗なる歌姫」だった。
1組目は出演中、名前の横に年齢のテロップはなかったが、新聞のテレビ欄に『同級生アラサー女優』と明記され、番組でもそう謳われていた。2、3組目は出演中、年齢が表示されていたが、柏原芳恵だけ年齢の表記がなかったのだ。テレビ局関係者が話す。
「番組側が自主的に年齢を隠したとは考えづらい。おそらく、事務所サイドが表記を渋ったのではないでしょうか。柏原さんは個人事務所所属で、事務所の影響力がそれほど大きいわけではありませんが、制作サイドがその意向を汲んだのでしょう。
しかし、最も大事な視聴者をいちばんに考えていない。柏原さんだけ年齢が表示されていないと、逆に気になりますからね。明らかに不自然。それに、今はネットで調べればすぐに分かってしまう。番組を見ていた視聴者が柏原さんの年齢が気になり、ネットで検索し始めて、テレビから離れてしまったら元も子もないでしょう。事務所への余計な優しさが自分たちを痛めつけている」
しかも、番組内で『14歳の時にオーディションを受ける』『80年にデビュー』という情報が出ていた。こうなれば、視聴者にだいたいの年齢は想像ついてしまう。そうなると、柏原の年齢非公表は番組を進める上で、物凄く小さなことと思われるが……。