高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は韓国の日本総領事館前に設置された慰安婦像問題について、怒りをぶちまけていただきました。
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──韓国釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦像の問題ですが、韓国側の強硬姿勢は変わりません。
高須:本当にけしからん話だよ。そもそも、日本の政府と韓国の大統領でしっかり約束しているわけだ。日本が10億円を慰安婦支援団体に拠出して、それで慰安婦問題はおしまい、慰安婦像も撤去するって。普通の国なら合意を翻すことなんで絶対にありえない。それこそ宣戦布告のようなものだから。
──いわゆる「条約」ではないとしても、国家間の合意ですからね。それを反故にするというのは、完全に相手国を否定していることになります。
高須:日本が戦争を仕掛けてこないとわかっているから、なめてかかっているだけなんだろうな。日本が先に10億円を支払ったことも、韓国の言いなりになったと勘違いしてるんじゃないのか? 日本人の優しさや謙虚な心からくるものだよ。相手を信用して、先に要求に応えたというだけで、韓国にビビってるわけでも、従っているわけでもない。
それなのに、下手に出てると思って、つけあがってきたわけだ。本当に酷すぎる。相手が下手に出てきたら、恐縮して全てを水に流すというのが日本の美徳ってものなんだけどなあ。韓国には、そういう心は一切ないんだろうな。
──実際問題として、こういう形で合意を無視され続けると、どうしようもないですよね。どんな交渉をしても無駄というか。
高須:もちろん、市民の間では、いろんな主張があっていいだろうし、市民が国の決定に抗議する権利もある。言いたいことはどんどん言えばいいよ。でも、政府が国家間の合意を無視して、抗議する人々に擦り寄っていくというのは、もう意味がわからない。本来韓国政府は、慰安婦像を設置した市民団体に「やめろ」と言わなければならない立場なんだから。
間接民主主義っていうのは、選挙で選んだ国会議員や大統領に国を委ねるっていうことだよ。つまり政府の決定は国民の決定だということ。そこは揺るがないはず。でも、今回韓国がやってることは、政府の決定を国民が覆しているっていうこと。つまり、政府はまったく機能していないのと同じなんだよ。これじゃあ選挙をした意味もない。もう韓国の民主主義は崩壊していると言えるね。無政府状態だよ。
──韓国の場合は、「国民情緒法」などと呼ばれていますが、法律よりも国民の世論を重視する傾向がありますね。
高須:法治国家としては、あまりにも未熟すぎる。何のための法律で、何のための政府かわかっていない。この状態が続くようなら、日本も韓国との付き合い方を見つめ直す必要があると思う。国際的な常識が、まったく通じないんだから。