国内

友達で見る幸福度 最も不幸なのは嫌な人に囲まれて生きる人

信頼していた友人に裏切られた成宮寛貴

 信頼していた友人の裏切りにより引退に追い込まれた成宮寛貴(34才)のケースではないが、親友と思っていた人に裏切られ、攻撃されることほど悲しいことはない。特に昨今脚本家・橋田壽賀子さん(91才)が述べるように人生の始末をどうしようかと考えているときに、友達がいればいるほど、そういう厄介事に煩わされ、心が乱されるのは勘弁してほしいという気持ちも、よくわかる。

 一度は親友と呼び合うほどに固い絆で結ばれたからこそ、壊れるときは、食事が喉に通らなくなるほど、全てを投げ捨てたくなるほどの激しい衝撃を伴うもの。正直、つらい。

 これは日本に限った話ではない。世界を見渡せば、アメリカを代表する2大歌姫、テイラー・スウィフト(27才)とケイティー・ペリー(32才)は親友といわれるほど仲がよかったが、ツアースタッフの取り合いがもとで絶縁。ツイッター上でディスりあったあげく、テイラーはのちに『Bad Blood』という曲で、ケイティーへの批判まで歌った。今もテイラーは「私にはほかにも友達がいるし!」と軍団を率いて、インスタグラムを熱心に更新している。

 どうしてそこまで…そう思わずにはおれないが、心理学者の植木理恵さんは「特に女性の友情は壊れやすい」と指摘する。

「女性はこの人は敵なのか味方なのかというかぎ分ける力が、認知学でも男性よりずっと高いんです。男性は『こいつ、どんなやつなのかな、仕事できるのかな』と疑いながらも、うまくやっていけそうだなと思えるんです。でも女の人は、敵なの味方なの結局どっちなのって白黒つけたい。味方じゃないって思うことがすごく嫌になるんですよ」

 友達を切る――本誌アンケートでは、その意見に反対する人は全体の24%で、賛成の17%を上回ったが、「どちらともいえない」と答えた人は59%にものぼった。この数字に、いかに多くの人が「味方ではない=敵」と思いつつも切るに切れない友達を持つか、悩んでいるかがみてとれるのではないだろうか。

 2016年12月19日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で「友達を切っている」と語ったタモリ。しかし親子ほど年の離れた草なぎ剛(42才)のことは「本当の友達」とさらりと言った。

 草なぎとタモリのつきあいは1995年に遡る。草なぎは『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のレギュラーになったことがきっかけで、芸能界の父と慕うようになっていった。1997年から今までずっと、正月はタモリの家で過ごすことが恒例行事となっている。

「ある年齢を超えると友達もエイジレスになる」と語るのは、夫に先立たれたという坂本美和子さん(仮名、72才)だ。

関連記事

トピックス

女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、入学式で隣にいた新入生は筑附の同級生 少なくとも2人のクラスメートが筑波大学に進学、信頼できるご学友とともに充実した大学生活へ
女性セブン
漫画家・柳井嵩の母親・登美子役を演じる松嶋菜々子/(C)NHK 連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合) 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
松嶋菜々子、朝ドラ『あんぱん』の母親役に高いモチベーション 脚本は出世作『やまとなでしこ』の中園ミホ氏“闇を感じさせる役”は真骨頂
週刊ポスト
都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で発言した内容が炎上している元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子氏(事務所HPより)
《「嫌だったら行かない」で炎上》元フジテレビ長野智子氏、一部からは擁護の声も バラエティアナとして活躍後は報道キャスターに転身「女・久米宏」「現場主義で熱心な取材ぶり」との評価
NEWSポストセブン
人気のお花見スポット・代々木公園で花見客を困らせる出来事が…(左/時事通信フォト)
《代々木公園花見“トイレ男女比問題”》「男性だけずるい」「40分近くも待たされました…」と女性客から怒りの声 運営事務所は「男性は立小便をされてしまう等の課題」
NEWSポストセブン
元SMAPの中居正広氏(52)に続いて、「とんねるず」石橋貴明(63)もテレビから消えてしまうのか──
《石橋貴明に“下半身露出”報道》中居正広トラブルに顔を隠して「いやあ…ダメダメ…」フジ第三者委が「重大な類似事案」と位置付けた理由
NEWSポストセブン
小笠原諸島の硫黄島をご訪問された天皇皇后両陛下(2025年4月。写真/JMPA)
《31年前との“リンク”》皇后雅子さまが硫黄島をご訪問 お召しの「ネイビー×白」のバイカラーセットアップは美智子さまとよく似た装い 
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《中居氏とも密接関係》「“下半身露出”は石橋貴明」報道でフジ以外にも広がる波紋 正月のテレ朝『スポーツ王』放送は早くもピンチか
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン
現役時代とは大違いの状況に(左から元鶴竜、元白鵬/時事通信フォト)
元鶴竜、“先達の親方衆の扱いが丁寧”と協会内の評価が急上昇、一方の元白鵬は部屋閉鎖…モンゴル出身横綱、引退後の逆転劇
週刊ポスト