TOKIOの城島茂(46歳)が独自のポジションを築きつつある。これまでの「農業アイドル」いう肩書きに加え、最近では「民謡番組」の司会に挑んだり、さらに「未婚」であることや「老化」についても自ら話題にするなど、新たなキャラクターを打ち出しているのだ。
農業ができるアイドルという触れ込みはすでに十分認識されているであろう。人気番組『THE!鉄腕!DASH!!』で農業を始めて17年。今では畑の土を触っただけで土壌の性質を指摘したり、果物を食べただけで糖度を言い当てるなど、本職並みの知識を誇る。昨年末のオンエアでは、定期購読している農業専門紙「日本農業新聞」に目を通し、国内の米の豊作に胸をなでおろしていた姿が放送され話題を呼んだ。
彼の多才ぶりは農業だけにとどまらない。クレーンやショベルカーも操縦し、料理もプロ並み。また意外にも、TOKIOの歌の作詞・作曲も多く手がけている。その中にはストレートなラブソングや全編英語歌詞でつづったバラードもある。
◇民謡番組の司会、報道番組のキャスターにも挑戦
仕事の幅が広がっているのにも注目だ。4年前からは『民謡魂~ふるさとの唄~』(NHK)という民謡番組の司会にも挑戦。全国各地の公民館や体育館をめぐりながら、民謡歌手や、漁師歌を歌い継ぐ漁師など地元の人たちと触れ合っている。
「社会派」な一面もあり、テレビ朝日系『週刊ニュースリーダー』というニュース番組のMCも務めている。ジャニーズでも、これだけ多ジャンルの仕事をこなしているのは城島ぐらいではないだろうか。
ジャニーズタレントのイメージといえば「年を取らない」「昔と変わらない」ことが特徴的だが、城島の場合はむしろ逆で、「老い」をまったく隠さない。今年1月のテレビ番組では「年を感じたエピソード」というテーマで、「お手洗いが近くなった」と告白。また最近の悩みは頭皮の後退とのことで、彼らが開拓している無人島「DASH島」に自生するアロエでオリジナルの育毛剤を作っていた。
◇結婚について「悩んでいる時間は過ぎました」と自虐