「とにかくリサーチ力がすごい。登場するのも各回、1人ではなく、複数の人に話を聞いている。内容も具体的で、司会の2人が、ゲストの素性が特定できるかできないかの、ぎりぎりのところまで話を聞き出すところがすごくいい。“もしかしたら、こういう人なんだろうか?”という想像の余白を残して番組が終わるところもいいですね」(ペリーさん)
また、人形劇でトークが展開されるので、とにかく話に信ぴょう性を持たせることは必須だと大古さんは言う。
「話を盛る(大げさに語る)人もいるので、とにかく“本物”にたどり着くまで、ディレクターたちは何人もの人に会います。例えば、宝くじに当たった人なら、振り込まれた時の通帳を見せてもらうとか…。必ず2人で取材に出向き、確信が持てるまで話を聞くので、トータルで15時間以上、聞いているかもしれません」(大古さん)
このように綿密な取材を行うため、放送されるまでに3か月以上かかるのが普通だそうで、常に20本以上のテーマが同時進行で進められている。
「赤裸々トークを通して、人間っておもしろいなと思ってもらえたらと考えています。…でも、画面上で話しているのは、ブタなんですけどね(笑い)」(大古さん)
同番組は3月でいったん終了。その後は未定だが、反響に応じては来年度以降、復活する可能性もあるそうだ。
※女性セブン2017年2月16日号