芸能

ぺこりゅうが学ぶべき、林家ペー・パーが芸能界で生き残る訳

ぺこりゅうもこの2人を参考にしたほうがいい?

 不倫・離婚報道が吹き荒れる芸能界において、今年のおめでたいニュースといえばタレントのりゅうちぇる(21)とぺこ(21)の結婚。二人のアツアツぶりはテレビからも十分すぎるほど伝わってくるが、まだ若い彼らを心配する声も少なくない。一方、この二人の結婚で急速に評価を高めているのが、りゅうちぇるとぺこが心酔する林家ぺー(75)・パー子(68)夫妻だ。テレビ黄金期から今に至るまで、これだけ長く第一線で活躍し続けてきた夫婦タレントは他にいないだろう。林家ペー・パー子夫妻が芸能界で生き残ることができたのはなぜか。お笑い評論家のラリー遠田さんが解説する。

 * * *
 芸能界はよくイス取りゲームにたとえられます。誰かが先に座っていれば、その席が空くまで待つという人もいますが、売れるために必要なのは自分で自分の座るイスを見つけることです。たとえばセレブタレントの枠があるとします。その席は一つではありません。いろいろなセレブタレントがいます。でもそこに「ゴージャス」と付けると、それだけで叶姉妹しかいなくなる。ぺーさんとパー子さんも、夫婦タレントという枠の中で、「賑やかし系」という自分たちだけの席を見つけたのです。

 自分の席を見つけたら、今度はそれを視聴者に浸透させないといけません。その点、二人は芸人である強みをフルに活かして「賑やかしキャラ」に徹してきたといえます。いつでもどこでもピンクの服で現れて、写真をパシャパシャと撮る。二人は喪服ですらピンクでした。ぺーさんのダジャレにパー子さんだけがキャハハと笑う鉄板の「くだり」もあります。ぺーさんが『お笑いウルトラクイズ』などで体を張ってきたことも、賑やかしキャラとして定着した要因の一つでしょう。

 昔からやっていることはそんなに変わりません。同じことの繰り返しですが、それを何十年も続けてきたことが一つのブランドになっています。実は芸風を変えてばかりいるほうが飽きられやすいんです。いつも同じ味付けだと分かっていても、同じ定食屋に行くのと似ています。いつも変わらないネタをやってくれる安心感がぺーさんとパー子さんにはあります。

関連キーワード

関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン
記者会見を行ったフジテレビ(時事通信フォト)
《中居正広氏の女性トラブル騒動》第三者委員会が報告書に克明に記したフジテレビの“置き去り体質” 10年前にも同様事例「ズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出…」
NEWSポストセブン
佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
回顧録を上梓した元公安調査庁長官の緒方重威氏
元公安調査庁長官が明かす、幻の“昭和天皇暗殺計画” 桐島聡が所属した東アジア反日武装戦線が企てたお召し列車爆破計画「レインボー作戦」はなぜ未遂に終わったか
週刊ポスト
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
NewJeans「活動休止」の背景とは(時事通信フォト)
NewJeansはなぜ「活動休止」に追い込まれたのか? 弁護士が語る韓国芸能事務所の「解除できない契約」と日韓での違い
週刊ポスト
昨年10月の近畿大会1回戦で滋賀学園に敗れ、6年ぶりに選抜出場を逃した大阪桐蔭ナイン(産経新聞社)
大阪桐蔭「一強」時代についに“翳り”が? 激戦区でライバルの大阪学院・辻盛監督、履正社の岡田元監督の評価「正直、怖さはないです」「これまで頭を越えていた打球が捕られたりも」
NEWSポストセブン
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん(Instagramより)
《美女インフルエンサーが血まみれで発見》家族が「“性奴隷”にされた」可能性を危惧するドバイ“人身売買パーティー”とは「女性の口に排泄」「約750万円の高額報酬」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”の女子プロ2人が並んで映ったポスターで関係者ザワザワ…「気が気じゃない」事態に
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・Instagramより 写真は当該の店舗ではありません)
味噌汁混入のネズミは「加熱されていない」とすき家が発表 カタラーゼ検査で調査 「ネズミは熱に敏感」とも説明
NEWSポストセブン
船体の色と合わせて、ブルーのスーツで進水式に臨まれた(2025年3月、神奈川県横浜市 写真/JMPA)
愛子さま 海外のプリンセスたちからオファー殺到のなか、日本赤十字社で「渾身の初仕事」が完了 担当する情報誌が発行される
女性セブン