夢の共演は果たして実現するのか──。歌手・田原俊彦が11年ぶりにメジャーレーベルに復帰する。『哀愁でいと』でデビューしてからちょうど37年が経つ今年6月21日、ユニバーサルミュージックからシングルを発売することになった。
デビュー時からポニーキャニオンの看板として活躍してきた田原は1997年11月21日、マークパンサー作詞の『EASY…LOVE ME…』でガウスエンタテインメント移籍第1弾を発表。その後、インディーズと行き来していたが、今回は2006年7月5日発売の『ジラシテ果実』以来となるメジャーレーベルとなる。
この契約で、奇しくも1980年代のトップアイドルである松田聖子、中森明菜と同じユニバーサルミュージック所属となった。芸能記者が話す。
「音楽番組や夏フェスなどでの共演もあるのではないか、と期待されています。田原のファンは聖子や明菜の曲も馴染み深いですし、その逆もまたしかり。3人が揃ったら、『ザ・ベストテン』(TBS系)世代には堪らないでしょう。
いずれも固定ファンはがっちりついているし、当時のファンも戻って来ている。次に取り組みたいのは、新規のファンを掘り起こすこと。実現は難しいかもしれませんが、3人で合同ライブをすれば、デビュー当時は敵対心を持っていた異性のファンが他の2人の良さに気付く可能性も十分考えられます。
レコード会社からすれば、同世代の潜在的ファンを獲得するために、ぜひとも開催したいところでしょう。テレビ番組での共演も実現したらそれだけでかなりの話題になりますよ。3人がゴールデンタイムの歌番組で揃えば、高齢化が進んでいる現在の視聴者層から考えても、瞬間視聴率20%を超えるのではないでしょうか」