芸能

若手女優・小松菜奈 「死体顔」が得意、「底が見えない」評

「底が見えない」と共演者からも言われる小松菜奈

 小松菜奈(21才)が注目を集めている。中島哲也監督の『渇き。』(2014年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、公開中の映画『沈黙―サイレンス―』では巨匠・マーティン・スコセッシ監督から高い評価を受けるなど、めざましい活躍ぶり。その魅力についてコラムニストのペリー荻野さんが迫る。

 * * *
 小松菜奈といえば、人気モデルにして今、もっとも注目される若手女優のひとり。映画『渇き。』では、多くの男を翻弄する妖しい女子高生を演じ、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」では、切なさいっぱいの女の子、今年話題の映画『沈黙―サイレンス―』ではキリシタンを熱演と、まさに変幻自在の活躍ぶり。

 個人的には、最近増えている「黒髪で顔は色白、口紅は真っ赤でベレー帽を被る女子」、略して黒白赤ベレー帽系女子の代表だと思っている。

 その小松菜奈が主演するNHK『スリル!』(作・蒔田光治)もまたユニークなドラマだ。小松演じる中野瞳は、失踪した詐欺師の父に遺された手帳から犯罪の手口をしっかり学んだ娘。現在は警視庁の庶務係職員として勤務しつつ、事件が気になって仕方ない。若手刑事外河(小出恵介)をうまく利用して、犯罪現場に直行。鋭い推理をする。

 大きなメガネ、ベージュの上着にスカートと地味な瞳は、薄暗い仕事場で刑事たちから提出された領収書が間違っていないかチェックする日々。さぞかし退屈だろうと思うのだが、タクシーのレシートから警視庁の刑事部長(大和田伸也)の愛人の居場所を割り出し、部長を言いなりに動かすほどの特技を見せる。また、事件の情報が必要なときには、軽やかに踊りながら、刑事たちの手帳や財布、ベルトまで抜き取る。これも特技。結構楽しそうだ。

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン