幅広い世代に人気を集めているロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」。ヴォーカルのTaka(28)は、森進一と森昌子夫妻の長男として生まれたが、“二世歌手”というイメージを払拭する高い歌唱力と表現力で各界からの評価も高い。
Takaがバンド活動を始める以前は、ジャニーズグループ「NEWS」のメンバーだったことはよく知られている。元ジャニーズではTakaの他にも、元「NEWS」メンバーの草野博紀(29)が「Porehead」のヴォーカル、また「KAT-TUN」のメンバーだった田中聖(31)は「INKT」のヴォーカルとして、それぞれバンド活動をしている。
ジャニーズの人気グループからバンドマンに転身した面々のなかでも、やはりTakaが圧倒的にバンドマンとして日の目を見ている状況だが、この明暗を分けたものは何だったのか。
過去には「NEWS」や「KAT-TUN」のコンサートにも足繁く通っていたというジャニーズファンの女性Aさん(28歳)は、こう語る。
「草野くんも聖くんもそれぞれバンドで頑張っている姿は、しっかりブログやツイッター、ライブなどに通って追っています。2月には代官山のライブハウスで草野くんのバンド『Porehead』と聖くんの『INKT』が対バンして、ファンの間では話題になりました。それぞれ元ジャニーズだけあってお客さんの煽り方がとても上手いし、盛り上げるのはすごく上手だな、と思いました。
ただ、バンド自体の完成度でいえば、もうワンオクはまったく別の次元にいる。TakaはNEWSでデビューする以前のジュニア時代から、『歌がうますぎる』と有名でした。昔からのファンからすれば、元々のスタート地点が違うんです。
聖くんはKAT-TUN時代はラップが専門だったので、歌で勝負していくのは大変ではないでしょうか。草野くんは声が細くクリアですが、その方向性ではすでに圧倒的な歌唱力のTakaが、壁として立ちふさがっています。似たようなジャンルのバンドなので、先陣のワンオクを越えるのはそう簡単ではないと思います」(Aさん)