松本伊代(51才)と早見優(50才)が書類送検されたニュースを聞いて、「えっ、そんなことが犯罪になるの? もしかすると私も同じようなことをやってたかも」(44才・主婦) のように驚いた人も多いのでは。2人は1月中旬、旅番組のロケで京都を訪れ、踏切から線路に立ち入って写真を撮影、松本が自身のブログにアップした。
松本としては“軽いノリ”だったのかもしれないが、無断で線路に立ち入るのはれっきとした犯罪行為。2人は鉄道営業法違反の疑いで京都府警右京署から事情聴取を受け、書類送検されてしまった。
私たちだってこの2人みたいに、知らないうちに罪を犯し、逮捕されてしまうかもしれない。「これまで大丈夫だったのに!」というあなた、たまたま見逃されていただけかも。これを機に、日常生活でついやってしまうかもしれない「犯罪行為」を知っておこう。
◆スーパーなどで無料の氷を大量に持ち帰る
スーパーなどに無料で置いてある割り箸やビニール袋。余分に持って帰ってしまうこともあるが、大量に持ち帰ると窃盗罪になる。
「生鮮食品を買う人のためにある氷も同様です。過去には、十数kgの氷を持ち帰ろうとして逮捕された事例があります」(アディーレ法律事務所・鈴木淳也弁護士)
レジでお金を払った時に、余分にお釣りを渡されても「ラッキー」なんて思ってはいけない。お釣りが多いのに気づいていながらそのまま受け取れば詐欺罪だ。
2015年5月には、コンビニでお釣りが3000円のところを4万8000円渡され、気づいていながらそのまま受け取って帰った女性が逮捕されたケースがある。「間違えた店員が悪い」といっても、それとこれとは話が別なのだ。
スーパーのお総菜の割引シールを他の商品に張り替えて購入するのも、同じく詐欺罪に当たる。