放送51年目を迎えた国民的長寿番組『笑点』(日本テレビ系)。昨年、新メンバーで再スタートしてからも絶好調は続いているが、今年に入って地上デジタル放送のメリットを十分に活かす画期的な「新システム」を導入した。だが、これが思わぬ波紋を広げている。
番組放送中にリモコンのdボタンを押すと、大喜利メンバーの名前と座布団の枚数が表示された画面に切り替わり、司会の春風亭昇太(57)のようにメンバーに座布団をあげたりとったりできるのだが、林家三平(46)が番組最後にスベリ、最終的に「0」枚で終えることが数回起こっているのだ。これがネットで「0枚フィニッシュ」と呼ばれ、話題になっている。
今年、お正月に本誌・週刊ポストは「三平つまらない説」について本人に直撃している。しかし、その時は、「みんな、僕の愛妻家キャラが面白くないっていうけれど、視聴者のみなさんにこの“幸せ”を伝えているからいいんです。そういう風に考えてほしいな~」とスベることをまったく意に介していない様子だった。
だが、お茶の間の反応が数字となって表われている以上、もはや看過できない問題ではないか。
「0枚フィニッシュ」について、昇太に話を聞くと、ニヤニヤ笑いながらこう答えた。
「メンバーの中にこういうキャラがいるほうが番組としては面白いんですよ。視聴者が『座布団取っちゃえ!』と思っているならドンドン取っちゃって下さい。でも、僕は三平くんに結構、座布団あげてますよ。どっちかというと小遊三師匠の方が少ないんじゃない(笑い)。
えっ!? いままでの三平くんの回答で一番面白かったもの? とくになし! ハハハ!」まったくフォローになっていないどころか、この“公開処刑”を楽しんでいるフシすらある昇太であった。
しかしこの体たらくが続けば“クビ”なんて声も聞こえてきそうだ。番組関係者は現状をどう見ているのか。