3月3日から7日まで、学習院女子中等科で3学期の期末試験が行われた。22日に卒業式を迎えられる愛子さまにとって、中学校生活最後のテストだった。髪を後ろで1つに束ねられた愛子さまは、手にしたノートに目を落とされたかと思うと、顔をあげて小さくつぶやかれながら校門まで歩かれていた。直前まで駆け込み勉強をされる姿はどこにでもいる中学3年生に映る。
だが、その闊達なご様子とは裏腹に、愛子さまのやせ細りぶりに不安の声は募る一方だ。実際、愛子さまはテスト直前の2月27日から3月1日まで学校を欠席。2日も6時間目のみの登校と、不安定な状態が続いている。
「学校では、愛子さまの変化は“触れてはならないこと”だという暗黙の了解が広がっているように感じます。ただ、“とうとうメンタルの問題が体に出てしまったのかしら”と本音を漏らす保護者もいます」(学習院関係者)
約1年で18kgも体重が減り、最近では37㎏しかないという愛子さまの激やせは、過度な炭水化物抜きダイエットが引き金になったとも囁かれている。だが、愛子さまを激しいダイエットに駆り立てたのは、ご自身の女心だけではないだろう。そこには平成皇室が目指してきた「改革」が影響したのではないだろうか。ある皇室ジャーナリストは皇室の変革に理由を見い出す。
「戦前の話ですが、皇室と国民の間には、分厚い菊のカーテンが下りていました。ごくたまに公務やお出ましなどで目にする機会はあっても、カーテンの向こう側を覗き見ようとすることそのものが畏れ多いと認識されていたのです。変化のきっかけは終戦、そして美智子さまが初の民間出身の皇太子妃として皇室へ嫁がれたことでした。伝統的な乳母制度を廃止し、エプロンを着けてキッチンに立たれる美智子さまの姿は、菊のカーテンを少しずつ薄くしていった。開かれた皇室に国民は親近感を覚え、皇室と国民の距離が縮まっていったのです」
◆近過ぎる距離感がもたらす弊害も…