芸能

南野陽子 スケバン刑事主役は「フジTV単身売り込み」で獲得

南野陽子がスケバン刑事当時を振り返る(公式HPより)

 1980年代後半、絶対的な人気を誇ったのが南野陽子だ。歌にドラマにCMにと、まばゆいばかりに80年代を駆け抜けた彼女が、43万部の大ヒットを記録した伝説の写真集『陽子をひとりじめ……』(講談社)撮影当時を振り返る。

 * * *
 1985年3月から12月にかけて『DELUXEマガジン』と『週刊少年マガジン』(ともに講談社刊)で撮影・掲載された写真をまとめた写真集です。嬉しかったことや嫌だったこと、当時のことは鮮明に覚えています。

 中でも忘れられないのは、この写真集のカメラマンである野村誠一さんの事務所で、初めてのカメラテストを受けたときのこと。デビュー直後で、言われるままに人生初のビキニに着替え、緊張と戸惑いのなかで臨んだら、野村さんに「この子は顔が一個しかないから無理。3ページしかもたないよ」って言われちゃったんです。

 同じ表情しかできないという意味ですね。悔しくて、事務所にあった色んな人の写真集を持って帰り、家で物真似をして顔の筋肉をほぐして、表情作りの練習をしたのを覚えています(笑い)。

 でもおかげで、私なりに撮影の時に心がける「決まり事」ができました。それは等身大の自分でいるということ。女子高生は女子高生らしく写るのが一番だと思ったんです。だから性的なことは全然意識していなくて、男性に媚びたり誤解させたりするような表情はしないと決めた。

 基本的にはすっぴんですし、水着もスクール水着のようなワンピースタイプがほとんどで、過激な衣装は着ませんでした。ビキニしか用意されていない現場では帰ったことが何度もあります(笑い)。どうしても着なければいけない時は、変な顔をしたり、大口を開けたりして写真を全部使えないようにしたり(笑い)……写真集では、その合間に撮られた油断した瞬間の写真を使われましたね(笑い)。

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン