今、人気沸騰中の俳優・高橋一生(36才)。掛け持ち出演中のドラマ『カルテット』(TBS系)と大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)での好演が話題で、表紙を飾った雑誌『anan』(マガジンハウス)のセックス特集は、入手困難を嘆く人が続出した。
“今キテる”感のある高橋だが、彼いわく、転機はドラマ『Woman』(2013年、日本テレビ系)。それ以前は、ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(2000年、TBS系)の引きこもり役のインパクトが強すぎたことが災いし、オファーは「暗いやつ」「鬱屈してるやつ」「殺人を手伝ってしまう人」ばかりだったという。私生活でも役を引っ張り、自宅にいるときもテレビの砂嵐を見て過ごすようになっていた。
だが『Woman』で頼れる医師役を演じたことから“陰”から“陽”へ。映画『シン・ゴジラ』(2016年)など話題作に欠かせない存在となり、主役ではないものの高橋は見ている側に強烈な印象を残してきた。例えばドラマ『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)では、キムラ緑子(55才)演じる中年女性と偽装夫婦となる年下夫役では、ペアルック姿でキムラとねっとりキスをしたことも。
さて、この高橋の大ブレーク。彼自身がいうように、決してイケメンでも、スタイルがいいわけでもない。このモテ方は、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年、TBS系)で時の人となった、カルチャー系イケメン・星野源(36才)に似ているともいわれている。
たしかに高橋は、演技派俳優ながらどんな音でもすぐハモれる相対音感を持ち、歌のうまさには定評がある。料理でもてなすのが大好きで、趣味はスケボーに山登りとアクティブ。一方で「愛着がわくから」とモノを名前で呼ぶクセがあり、テーブルは「渋沢さん」、洗濯機は「せんだくん」、愛車は「たけし」、植物は「しげる」…。
これって、「ポスト星野源」というより、「こだわり派の変わり者」と言った方がしっくりくる。女性のエンタメに詳しいライターの西森路代さんは、高橋は今までにいないタイプのモテ男だと指摘。