最近、芸能人が不祥事で長期謹慎するケースが増えている。そんな中にあって異質な存在感を放っているのが、ロックミュージシャンのGACKTだ。元スタッフのトラブルばかりではなく、最近も元女性タレントとの醜聞が報じられるなど、常にスキャンダルが絶えない。それでもテレビに出演し、イベントにも登場、CDも順調にリリースしている。何物にも影響されない、彼の特異性は一体どこからきているのか。
まず、意外と大きいウェイトを占めているのが彼の「ビジュアル」だろう。サングラスに低いトーンでの話し声。そして何を考えているかわからないミステリアスな空気感。サングラスをしているのは目の色素が薄く、まぶしいと物が見えにくくなるためだというが、それが図らずも彼の近寄りがたいオーラを作り上げている。
つまり、さまざまな理由で活動自粛を余儀なくされてしまうタレントとは「真逆」で、「何があってもおかしくない」イメージがGACKTにはあるため、どんな報道でも意外性に乏しく、バッシングが過度に大きくならないのだ。
そんな孤高のポジションにあるGACKT。そのキャラクターがずっと一貫していることが、過去の発言からもよくわかる。