侍ジャパンの皆様へ
第4回WBCの激闘、お疲れさまでした。世界一奪還はなりませんでしたが、面白い試合ばかりでした。メジャーリーガー投手の不在、大谷翔平(22)の辞退、強化試合の惨敗……様々なメディアが本番前に不安を報じましたが、予選リーグの連勝が始まると、しれっと手のひらを返しました。
でも、本誌はきちんと謝ります──。
〈大谷なき侍ジャパン「予選ラウンド敗退」の最悪シナリオ〉(2月24日号)
〈予選突破したって“ただの運”──大谷不在は言い訳にならないぞ!〉(3月17日号)
いずれも本誌が掲げた見出しである。
◆「史上最弱先発陣」なんていって、ごめんなさい!
〈投手陣はメッタ打ち〉──本誌2月24日号の見出しである。第1回大会の松坂大輔(36)、上原浩治(41)、第2回大会のダルビッシュ有(30)、田中将大(28)、岩隈久志(35)らと比べると明らかに見劣りするように思えたからだ。
しかし大会が進むにつれ、小久保ジャパンに“未来のMLB投手候補”がたくさんいたことがわかった。
「特に注目を集めたのが千賀滉大(24)。先発したイスラエル戦で5回1安打無失点など、1次、2次ラウンドは計9回を無失点。海外スカウトの評価もうなぎのぼりでした」(スポーツ紙デスク)
米国戦で決勝点を与えたマウンドにいたことも、糧にしてほしい。