「全裸必要ですか?」
「全裸は必要ですね、やっぱり」
「裸にならなきゃいけないっていう理由が……」
「僕らは男として長澤さんの裸を見たいわけじゃなくて、映画をつくる上で、映画の絵の中にいる『さちこ』に脱いでほしいんですよ」
──ヌードになってほしいという出演オファーに戸惑うのは長澤まさみ(29)。対して、“なんとか脱がそう”と粘るのが山田孝之(33)。これはテレビ番組『山田孝之のカンヌ映画祭』(テレビ東京)で3月11日に放送された一場面だ。
「この番組は山田がカンヌを目指してプロデューサーとして映画製作に取り組む模様を放送していますが、キモは“どこまでがドキュメンタリーでどこからがフィクションかわからない”ところ。山田が日本映画大学を訪れ、学部長でありパルム・ドール受賞をした『うなぎ』の脚本家・天願大介氏に“どうすればカンヌを取れるか”を真剣な表情で聞く場面などもあり、虚実折り混じった内容になっている」(テレ東関係者)
執拗に脱ぐことを求められた長澤は「なんか、身体だけなのかなぁ……」と呟くが、その悩ましげな表情に、観る側は思わず“もう少しで脱ぐぞ!”と山田を応援したくなる。関係者の間で話題なのは長澤の悩み方が真に迫っていたことだ。
「番組で長澤が『昔はいいかなぁって思ってましたけど、なんかヌードになるのとか……』と話す部分があるが、実際、長澤は周囲の関係者に『10代の頃は脱いでもいいと思ってた』と明かしているんです。番組はフィクションでも、やり取りはリアルに現実を再現しているはず」(芸能ライター)