幾度も繰り返し使われる「祈り」や「神様」という言葉。窮地に立たされて口をつく文言に、今の彼女の偽れない心中が表れる──。3月24日、安倍昭恵さん(54才)と学校法人「森友学園」の理事長夫人・籠池諄子氏(57才)のメールのやり取りが公開された。騒動発覚後のメールは計64通。昭恵さんからのメールには次のような文面が並ぶ。
《このようなことになり残念です。どうぞお身体壊されませんように。お祈りしております》(2月25日)
《私もマスコミに追いかけられて、ビックリしてます。神様は全てご覧になっています》(3月8日)
《何でこんなことになってしまったのか、神様は何を望んでいるのでしょう》(9日)
《神様はどこに導こうとしているのか。とにかく祈っています》(16日)
「昭恵さんの曽祖父で、森永製菓を創業した森永太一郎さんは敬虔なクリスチャン。彼女自身もミッション系の学校で学んでいます。たしかに以前から信仰は身近にありましたが、特に今回の騒動以降、彼女には“神がかっている発言”が増えているように感じます」(昭恵さんの知人)
森友学園スキャンダルで昭恵さんは追い込まれている。3月23日に行われた証人喚問では森友学園理事長の籠池泰典氏が「昭恵さんによる100万円の寄付」「口利きの証拠となるFAX」という爆弾を連発。野党や世間からの昭恵さんへの風当たりは一層強くなった。
「“籠池さんは偽証罪に問われる場で堂々と答えたのだから、昭恵さんも隠し事がないのなら講演会やイベントにばかり出てないで国会や記者会見で証言すればいいじゃないか”という世論が盛り上がっています。昭恵さんには明らかな逆風です」(全国紙政治部記者)
喚問の直後、昭恵さんは、「私からコメントさせていただきます」と自身のフェイスブックを更新し、《私は、籠池さんに100万円の寄付金をお渡ししたことも、講演料を頂いたこともありません》などと反論したが、火に油を注ぐ結果となった。