「JR長野駅に愛子さまと皇太子ご夫妻が降り立たれると歓声があがりました。沿道の車いすの女性にお声かけされて、手を握られました。愛子さまがそういったことをされたのは初めてのことだと思います。集まった人たちからは“お元気そうで安心しました”という声が聞かれました」(皇室記者)
3月27日、皇太子ご一家が静養のため長野へと足を運ばれた。毎年恒例のスキーも楽しまれる予定だという。
昨秋の長期欠席、その後の「激やせ」が心配された愛子さまだったが、3月22日の学習院女子中等科の卒業式では、しっかりとした口調で「先生方とお友達に恵まれて、楽しい3年間を過ごすことができました」とお話しになられた。
「式中、“敬宮愛子”と名前を呼ばれると、よく通る声ではっきり“はい”と返事されました。式の後には、満面の笑みでお友達とハイタッチされる姿もありました」(学習院関係者)
ほんの1か月半前にはこけた頬が目立っていたが、その頬はちょっぴりふっくらされて赤みがさし、体調は上向いていることが伝わってくる。「V字回復」の理由について、前出の学習院関係者が言う。
「3月7日に3学期の期末試験を終えると、3年生は卒業を待つばかり。エスカレーター式で高等科に進学するので、お友達とお別れするわけではありませんし、授業もなく、部活や高等科の卒業生を送り出す送別学芸会の練習をするくらいの楽しい日々。
好きなことをする自由時間のような登校で、お菓子や雑誌をこっそり持ってくる生徒もいます。愛子さまも同級生たちとプレッシャーのないのんびりした時間を過ごされたのでしょう」
さらに初等科時代から続けるチェロが愛子さまの回復の鍵となったのではないかと推察する。
「愛子さまは、3月16日に行われた送別学芸会でチェロを演奏されました。過去にはチェロの腕前を買われて劇の伴奏の編曲を担当されるなど、“音楽といったら愛子さま”と認識している同級生も多い。愛子さまにとって、チェロは大きなアイデンティティーの1つです。