ピコ太郎が世に出てから半年。数々のCMやテレビ、最近では映画にも出演。3月には日本武道館ライブに続き、台湾で初の海外単独ライブを行った。出始めた頃は「いつまでフィーバーが続くのか」というのが当座の話題だったが、そんな下馬評を見事にくつがえす活躍ぶり。これまでの“一発屋芸人”とは違うポイントはどこにあるのだろうか。
昨年10月、彗星のごとく現れた謎の中年男は、瞬く間に世界を席けん。『PPAP』の動画再生回数は現在、1億1千万回を突破している。またCM契約は、携帯電話会社や住宅メーカー、さらには美容整形外科など5社以上。先日は『PPAP』を全世界に紹介した“恩人”でカナダ出身の歌手ジャスティン・ビーバーとCMで初対面したこともニュースとなった。
4月からは冠番組も続々とスタート。ピコ太郎の“プロデューサー”であるお笑い芸人の古坂大魔王と、名古屋発の人気男性アイドルグループ「BOYS AND MEN」(ボイメン)による新番組『PPBM(ペンパイナッポーボーイズアンドメン)』が中京テレビで月1回放送。
ほかにも、インターネットTV「Abema TV」では『古坂大魔王の原石が出るTV』、さらにはアニソン専門ランキング番組『アニ☆ステ』(TOKYO MX)といった番組のMCにも抜擢。この『アニ☆ステ』は台湾、ミャンマー、モンゴルなど7つの国・地域で同時放送されるという。
3月18日から全国順次ロードショーされている映画『…and LOVE』にプロデューサー役で出演している。
◆「ピコ太郞」後の戦略が見える