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さまざまな適性を持つ馬が集結する皐月賞 馬券的妙味も十分

名調教師が皐月賞を分析

 花が散って新緑の季節になると、男の子の出番となる。競馬もそれは同様。こちらも一生に一度の大舞台、牡馬のレース・皐月賞だ。過去最多勝3回、最多賞金獲得5回を誇り、新刊『競馬感性の法則』(小学館新書)を上梓したばかりの調教師・角居勝彦氏もそのひとり。今年は出足から好調でリーでイング首位をキープしているが、3歳馬のレースにはとりわけ強い思いがある。皐月賞といえば、角居厩舎では2010年にヴィクトワールピサが勝っている。

「ダービーを目指す馬が皐月賞を勝てば三冠が見えてくる、というイメージです。牝馬は桜花賞だけど、牡馬はやはり日本ダービーが究極の目標。皐月賞で4着までに入れば、ダービーへの優先出走権が得られるため、どうしても、そちらが注目されてしまうこともある」(角居師。以下同じ)

 ダービーを目指すために皐月賞を回避するケースもあって、この10年ほどで皐月賞の重みがだいぶ変わってきてしまっている。

 しかも、今年の3歳世代は牡牝混合戦で牝馬が勝ったレースが多く、「牡馬は不作」などといわれている。

 だからというわけではないのだろうが、今年の皐月賞には牝馬ファンディーナが出走を表明してきた。デビューから3戦3勝、2着馬との差は合計15馬身以上という、500キロを超える雄大な馬体を持つ怪物級の牝馬で、この先ダービーすらも見据えているという。

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