4月からスタートしたNHKの3時間の生ワイド番組『ごごナマ』。船越英一郎、阿部渉アナと司会を務めるのは美保純(56才)だ。美保の司会ぶりには「自然体」「自由すぎる」と注目が集まっている。コラムニストのペリー荻野さんが解説する。
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「NHKが打倒『ミヤネ屋』を目指す!?」などと注目を集めた昼の新番組『ごごナマ』。私などは『ミヤネ屋』対抗説よりも、カタカナとひらがなの違いこそあれ、タイトルが『ゴゴスマ』と一字違いって!とびっくりだったが、それはほとんど話題にもならず…。
その『ごごナマ』は、フタを開けてみれば、ゲストとのトークや生活情報など、ニュースや芸能情報を追いかける『ゴゴスマ』、『ミヤネ屋』、『直撃LIVEグッディ!』とは当然ながら、まったく違う内容。『ごごナマ』がコンセプトとして掲げる「オトナの井戸端会議」「ゆったりと午後のおしゃべりを楽しむ」そのものである。
しかし、見ていると、とても「ゆったり」とはいえない、聞き捨てならないトークも多いのだ。そもそも第1回。朝ドラ『ひよっこ』のヒロイン有村架純と父親役の沢村一樹が出演。その日は『ひよっこ』も放送初日。番組としては一番外せないゲストである。
そんなゲストを前に美保純はまだドラマを見てないと発言。何かが木端微塵になった空気だったが、あまりに自然な発言だったために、そーかそーかと進んでしまった。やるなー。そして、コーナーの締めくくりで船越が、『あさイチ』で有働由美子アナや井ノ原快彦らが朝ドラのウケをするのを、『ごごナマ』でもやりたいと提案。美保純も『あまちゃん』で共演した有村に「明日から見るね」とニコニコしていたのであった。