耳たぶが大きくふっくらして、長く垂れ下がっている「福耳」。お釈迦様や財福の神・大黒天が持っていることもあって、古くから縁起がよく、お金持ちになるといわれている──。
電撃引退で世界中から注目を集めている浅田真央(26才)。引退会見では、好感度が高すぎる白ジャケットに、どんな質問にもまっすぐに、笑顔で答える姿が賞讃されている。そして、もしかしたらそれ以上に巷で話題となっているかもしれないのが、浅田の「福耳」だ。
「ホントに、立派よねぇ。大きくて肉厚の耳たぶ、ご利益ありそうよねぇ」
浅田の耳を見るにつけ、しみじみそう思った人も多いだろうが、「ただの迷信です(苦笑)」と一刀両断するのは、耳相研究家で、著書に『耳占い 耳の形でわかる!性格診断50パターン』(光文社文庫)がある中谷ミミさんだ。
「『福耳』と言って通用するのは日本などアジアくらいです。そもそも福耳の定義って曖昧なんですよ。ハリウッドセレブや世界の富豪を見ても、耳たぶが大きくない人がほとんどですよ」(以下、「」内中谷さん)
確かにいわれてみれば、総資産200億円超といわれる世界のイチロー(43才)も、ブラッド・ピットと離婚して最近28億円超の大豪邸を建てたというアンジェリーナ・ジョリーも、耳たぶは薄~く、ナイも同然…。じゃあ、どんな耳なら豊かで幸せになれるっていうの?
◆耳の穴が示す「吉相」
前出の中谷さんは、小さな頃、大人たちを見て、福耳なのに貧しい人や、小さな耳なのに成功している人を見るなかで耳に興味を持ち研究に没頭してきた。
まず男女ともに、34才までは左耳を、35才からは右耳を見る。もうすぐ35才という人は両方の耳を見る。耳の形は日々変化していくので、定期的にチェックしなければならない。
そしてこれまで10万人以上の耳を見てきて、どんな耳が豊かで幸せかということについて、ひとつの答えを見つけた。