アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長の予測不能なやり合いを見ていると、これまでの国際政治の常識が通じなくなっているのではないか。こんな規格外の時代には、規格外の発想で対応するしかない。日本の現状を憂えた石原慎太郎氏(84)と亀井静香氏(80)、2人の“不良老人”が、大胆提言でこの国の進むべき新たな道を示した。
亀井:私が危惧しているのは、このままでいけば、日本列島の所有権は中国で、日本は借りてる形になるよ。北海道なんて見てみなさいよ。どんどこどんどこ、中国は土地を買ってますよ。本州でも買ってる。日本は中国から土地を借りて生活することになっちゃうんだよ。規制しなきゃ駄目だね。法律では規制できないと言う人がいるが、そんなことはない。日本の国内法で対応できることなの。
石原:だったら、やってくれよ。あなたは現職(の国会議員)なんだから。
亀井:それは私一人でできるわけがないんだから。
石原:総理大臣に影響力を持ってるじゃない。
亀井:確かに、やらないといかんことなんですね、中国は文句を言えないから。だって、日本は中国で土地を所有することはできない。
石原:そうだよな。