「外国からの賓客を招いての宮中晩餐会や外交団の接待など、国際親善は皇族方の重要な役割のひとつです。留学は語学力向上はもちろんのこと、海外の文化に肌で触れることで視野や見聞を広めるという意味でも絶好の機会です」(宮内庁関係者)
4月24日、秋篠宮家の次女・佳子さまが今年9月から来年6月までイギリス中部にあるリーズ大学へ留学することが発表された。昨年度の英タイムズ紙の学生満足度ランキングで5位にランクインするなどイギリス屈指の名門校だ。
「経営学やマーケティングなどビジネス面が有名ですが、演劇やアートデザイン、心理学、機械工学など、文系・理系にかかわらず多岐にわたる分野を学ぶことができます。3万3000人の全学生のうち、約2割が留学生。世界150を超える国から受け入れており、多種多様な文化を知るのにも最高の環境といえます」(英国事情に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏)
父親である秋篠宮さまはオックスフォード大学に2年間、姉の眞子さまもエディンバラ大学とレスター大学大学院にそれぞれ約1年留学され研鑽を積まれた。だが、佳子さまの留学生活は前途洋々というわけではなさそうだ。リーズ大学への留学経験者が“洗礼”を明かす。
「大きな特徴のひとつは、大人数で受ける『講義』と、それにまつわるディスカッションなどを行う『セミナー』がワンセットになっていること。このセミナーが留学生にとってはやっかいで、英語力が乏しいとそもそも聞き取れないし、何か発言しようと思っても言葉が出てこないうちにどんどん会話が進んでいってしまうんです。もちろん内容も高度なので、英語ができれば安泰、というわけでもない。予習復習に追われる日々でした」
とはいっても、華やかなキャンパスライフは「部屋にこもって勉強ばかり」というわけにもいかないようだ。