家の人々は、恋を育むのも一大事。秋篠宮眞子さまと小室圭さんの婚約は、女性皇族と一般人の間に存在する“数多の壁“を乗り越えた奇跡の賜といえる。では、宮家の私生活はどういうものなのだろうか?
秋篠宮家、三笠宮家、高円宮家など、宮家のかたがたの多くは東京の赤坂御用地に住んでいる。秋篠宮邸は旧秩父宮邸を改修したもので、敷地面積は1417平方メートル。うち居宅部分は472平方メートルで、皇太子家の敷地面積5460平方メートル、居宅部分870平方メートルと比べると手狭だ。8つある部屋はすべて洋室で、土足で出入りするという。
「天皇及び皇太子一家の食事は大膳課という宮内庁の料理係が作りますが、宮家には大膳課がつかず、皇族費の中から料理人を雇っています」(皇室ジャーナリストの神田秀一氏)
もちろん、公務などがなければ紀子さまが手料理を振る舞われることもある。得意料理はギョーザとローストビーフなのだとか。各宮家には身の回りの世話をする侍女がいるが、女性皇族は自ら進んで家事をこなすケースが多いという。
現行の皇室典範では、女性皇族が一般男性と結婚した場合、皇籍を離脱して民間人となる。その時に備えて、自宅が「花嫁修業」の場となっているのだ。
例えば「ヒゲの殿下」として親しまれた故・三笠宮寛仁親王殿下と妻の信子さま(62才)は、娘の彬子さま(35才)と瑶子さま(33才)の結婚後の生活を考えて、幼少期より“贅沢をさせない”との教育方針を貫いたという。
彬子さまは過去に雑誌のインタビューでこう語っている。
《子供の頃から、「お前たちは結婚したら民間に行く身だから」と父に言われて参りました。電車に乗って学校に行ったり、先ほどお話したように、お小遣い帳をつけてやり繰りしたりという教育をされてまいりました》
眞子さまも同様のはずだと神田氏は語る。
「妃殿下時代の美智子さまは紀宮さま(黒田清子さん・48才)の結婚に備え、料理や裁縫などの家事全般や女性としてのたしなみを教えられていました。眞子さまも紀子さまから女性としてのたしなみを教わっておいでのはずです」