『笑点』(日本テレビ系)の司会に抜擢されて以来、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』や『小さな巨人』(TBS系)に出演するなど、落語だけでなく俳優業も絶好調の春風亭昇太(57)に、思わぬ逆風が吹いている。
二ツ目ながら東大卒落語家としてクイズ番組などで活躍する若手有望株の愛弟子・春風亭昇吉(37)が“八百長疑惑”に見舞われているのだ。
嫌疑がかかったのは、3月12日の「第十六回さがみはら若手落語家選手権」での優勝について。同選手権では、全4回の予選会を勝ち上がった4人に、各予選会の2位で最も惜敗率が高かった者を加えた計5人が本選を争う。優勝者を決めるのは、本選のチケットを購入した観客の投票だ。
昇吉は1月15日の第1回を勝ち上がり、最も早く本選出場を決めた。この出場者が順番に決まるシステムが疑惑を生む引き金となったのである。落語関係者がいう。