俳優としてだけでなく、芸能界きっての料理通としてもおなじみの谷原章介(44才)が、大家族の食事を作る苦労や工夫を告白。主婦顔負けのアレンジテクも伝授してもらった。料理の腕前を生かした冠番組『谷原章介の25時ごはん』(TBS系)の収録の様子もお見せします!
調理中、「片栗粉~♪」と鼻歌も交じるほどごきげんだった谷原。
「あはは! 歌っていましたか? うちは10人家族で、小さい子供もいるので、ふだんは“早く作って出してあげたい”と時間に追われて必死ですよ。もともと、料理は気分転換にもなるので好きなんです」(谷原。以下「」内同)
家庭料理は、多めに作ったおかずを、いかにアレンジするかが腕の見せどころだと声を弾ませる。
「例えば、かぼちゃの煮物を作ったら、翌日は玉ねぎやマヨネーズとあえてパンプキンサラダにしたり。残り物としてではなく、ひと手間かけて違う一品に変身している方が、子供たちのテンションが違うんですよ。昨夜は子供たちが大好きなタコライスを作ったので、今日は残ったミートソースを妻がラザニアにしているはずです」
さらに、後に紹介するが「フライドカオマンガイ」ののアレンジも教えてくれた。
「レシピでは鶏肉を揚げましたが、沸かした鍋へ鶏肉を入れて、火を止めて15分ほど待つ。そうすると肉がしっとり仕上がり、ゆで汁でスープも作れます。片栗粉でとろみをつけて卵を溶いてもいいし、春雨を入れてお酢をきかせてもいい。薬味にパクチーを散らすのもアリですね」
次々わき出すアイディアは、毎日キッチンに立っているからこその賜物。だが、こだわりすぎは禁物という。
「“こうしなきゃ”を増やすと、日々の食事作りがつらくなる。深夜食ということで番組のレシピは手軽に作れるよう意識しているので、簡単でおいしく料理を楽しむヒントを見つけていただけるとうれしいです」
愛情は込めつつ、適度に手を抜くことこそ、谷原パパ流“ウチごはん”の極意だ。熱々ご飯×ガラスープの裏ワザでライスが“海南鶏飯”風味に。『フライドカオマンガイ』のレシピをご紹介!