プロ野球の交流戦前、最後の試合となった5月28日の巨人対広島戦。2対2のまま迎えた延長10回表。2アウト、ランナー二塁で打席に入ったのは、代打の切り札・西川龍馬。巨人・カミネロが投じたカットボールを弾き返すと決勝のタイムリーツーベスとなった。
ここでテレビカメラは不思議な光景を捉える。西川が二塁上で腕を高く掲げ、手を閉じたり開いたりするパフォーマンスをしたところ、ベンチの鈴木誠也、田中広輔も同じパフォーマンスで祝福したのだ。まるで、何かをモミモミするかのように──。
これには、めざといカープファンがすぐさま反応。「“揉みってる”ポーズだ!」とネット上は大騒ぎに。
鈴木や田中が披露したパフォーマンスの“由来”は、本誌5月26日号が報じた1枚の写真だ。
〈路上で美女の胸をムギュ! 広島・鈴木誠也の「神ってる夜遊び」生中継〉と題した記事。試合後に美女軍団との飲み会を行なった鈴木が、店を出て路上で美女の胸を“揉みってる”様子を写真とともに伝えたのだ。この「揉みってる」はネット上のプロ野球ファンの間で流行語となっている。
なんと、当の鈴木とカープナインがこの写真を逆手に取っていたのである。巨人戦以降、広島は点が入るたびに「揉みってる」ポーズでチームの士気を盛り上げている。
勢いのあるチームは違う! 「揉みってる」ポーズ導入後のカープはその御利益(?)で乗りに乗っている。