スポーツ

巨人元エース 「よく勉強するコーチ陣に入れ替えたら」と提言

元エースで鬼投手コーチの中村稔氏(写真:時事通信フォト)

 歴史的な連敗を記録した巨人に対し、常勝時代を知る大物OBが「喝」を入れる。元エースで鬼コーチだった中村稔氏が、勝負への執着がない今の巨人に喝を入れた。

 * * *
 高橋由伸監督について就任当初から心配していたのは、コーチ陣の顔ぶれだった。生え抜きと言えるのは村田真一、村田善則、二岡智宏ぐらいで、監督にアドバイスができるコーチや、OBたちからの助言を伝えられるコーチもいないでしょう。それが今の不振に繋がっている。

 投手コーチ経験者の立場から言えば、なんでこんな継投策をとるんだと思うことばかり。その最たる例が、逆転負けした楽天戦(6月1日)。2-0でリードしていたのに、初先発のルーキー・池田駿を5回無失点であっさり降板させた。池田はまだ球威十分で、球数も98球。5回は3者三振で切って取った。

 僕は社会人野球・ヤマハ時代から池田を知っていますが、完投実績もスタミナもある即戦力。中継ぎに不安があるのは明確なんだから、もう1イニングは投げさせるべきだった。結局、交代直後の6回に、田原(誠次)が1死もとれずに3球で同点にされ、森福(允彦)も追加点を許して逆転負け。

 明らかに球威がなくなっていたのならともかく、一度マウンドに送ったら過剰な配慮は不要です。うまく行けば先発として計算できる投手なのに、こんな継投をしていては育つ選手も育たなくなる。

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン