小池百合子・都知事の自民党離党と代表就任で「都民ファーストの会」はいよいよ東京都議選(7月2日投開票)に向けた戦闘態勢を整えた。
都議選は「スキャンダル合戦」もヒートアップしている。とくに標的になっているのが、造反組候補だ。渦中の都民ファーストの目玉候補、新人の平慶翔氏(29・板橋区)に反論を聞いた。
姉の女優・平愛梨が事務所開きにサプライズ登場して一躍、目玉候補として注目されているが、下村博文・自民党都連会長の公設秘書からの“寝返り”とあって“攻撃”を受けている。
『週刊新潮』(4月13日号)で下村氏の秘書時代の「事務所費横領」疑惑を報じられた。下村氏の後援会幹部が語る。
「昨年8月に事務所を辞める時、平は弁護士立ち会いのもとで詫び状(上申書)を書いたそうです。
4月と5月の後援会の役員会で、私たち20人の幹部は下村代議士から文書を見せてもらった。少なくとも約30万円弱を私的に使ったり持ち出したりしたと認めた内容で、独特の癖字でサインもありました」
公設秘書の使い込みにしては金額がしょぼい気もするが、下村事務所は本誌の取材に「文書を作成したのは事実」と認めた。