ついに“歴史的和解”の時が訪れた──。タモリ(71)が司会を務めるNHK『ブラタモリ』が舞台に名古屋を選んだ。6月10日に続いて、翌週17日放送でも名古屋を特集。地元では大騒ぎだ。名古屋市在住の55歳男性がいう。
「タモリさんのせいで、他県民からは『エビフリャー好きなんでしょ?』なんていじられる。名古屋の人間はそんな言葉使わんがね! 名古屋市が『もっとも魅力に欠ける街』の1位に選ばれたのも、『週刊ポスト』が“名古屋ぎらい”なんて特集を始めたのも、み~んなアレが始まりだがや」
タモリと名古屋の“戦争”が始まったのは、40年以上前に遡る。1976年、デビュー直後のタモリがラジオ『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)の「お国批判にしひがし」というコーナーで、名古屋を「見栄っ張り」と茶化したのがきっかけとされる。
「1980年代、タモリさんの“名古屋いじり”はさらにエスカレート。名古屋弁模写でエビフライを“エビフリャー”といったり、『ミャーミャー』と猫のように鳴いてみたり……。親の敵のように名古屋をネタにしていた」(芸能記者)
当時、名古屋市民は激怒。タモリ宛てに脅迫状が届いたこともあったほどだ。そんな経緯があったがゆえに、地元紙・中日新聞でも〈「いじられる名古屋」の原型を作った因縁の持ち主で、地元からは驚きと歓迎の声があがる〉(5月20日付朝刊)と書いている。