俳優やタレントなどの不祥事やスキャンダルが明るみに出ると、CMや出演番組、ドラマや映画などいっせいに公開中止、販売停止などの対策をとる傾向がある。果たしてこの対応は正しいのか? ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、小出恵介スキャンダルをきっかけに、ネットで懸念された作品のお蔵入り問題について考えた。
* * *
俳優・小出恵介(33)が、17歳の女子高生との飲酒及び淫行したことが6月9日売りのFRIDAYに報じられ、今後彼が関与した作品のお蔵入りや、修正が相次ぐことだろう。
契約している森永乳業「マウントレーニア」のCMも、メーカーが打ち切りを発表し、HPから小出の画像・動画を削除した。さらには、7月開始ドラマ『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ系)も降板。報道翌日からオンエアされるはずだった『神様からひと言~なにわ お客様相談室物語~』(NHK・全6回)では主役である。
さらに、現在ネットで懸念されているのは、映画『シン・ゴジラ』に小出が少しだけ出演している点だ。公開中、「いずれは地上波で流れるから……」とジッと我慢していた人にとって、気が気ではないといった声もあった。