「永久に不滅」だったはずの球界の盟主、読売巨人軍が崩れ始めている。この惨状に、400勝投手・金田正一氏は怒り心頭だ。野球評論家・江本孟紀氏との対談で、現在の巨人には何が必要なのか語り合った。
──低迷を受けて、鹿取義隆・新GMに交代を決めました。
江本:GMって言ったってあの鹿取でしょ? エラくなったもんだ(笑い)。
金田:シーズン中にGMを慌てて交代させても、何も変わりゃせんよ。
江本:若手を育てるとか言ってますが、毎年優勝しろといわれる巨人では無理。僕に言わせれば、編成に補強選手を見る目がない。
金田:FAで巨人に来る奴らは、みんなカネ目当ての「野球ブローカー」ですよ。
江本:森福(允彦、30)なんかすでに選手として終わっている。陽岱鋼(30)だって一度も3割を打っていない。