元フィギュアスケート選手の浅田真央が、6月19日、ブランドアンバサダーを務める寝具メーカー・エアウィーヴの新CM発表会に着物姿で登場。引退後も注目度は高く、プレゼンを行った同社代表取締役会長の高岡本州氏から「もっと広い会場にしておけば良かったですね」と言わしめるほどの盛況となった。
発表会は、同社の10周年を祝う意味合いもあり、高岡氏はマットレス事業展開の理由について「20代~30代で交通事故になってむちうちとなり、肩がしんどい状態が続きました。最高のマットレスを作りたいとして作ったのがエアウィーヴです」と振り返る。
同社と浅田の契約は2011年。きっかけは同年2 月、浅田が出場する四大陸フィギュアスケート選手権に向かう際、手に「マットレス」と書いていたことがテレビに映し出されたことだった。
実は、浅田がエアウィーヴと出会ったのは、2009年のこと。そもそも「一流の人に選ばれなくては、(良い商品と)認識してもらえないものだと思っている」「スポーツにおいて重要なのは、1980年代は道具、1990年代は食事、これからは睡眠。睡眠を科学していく」という高岡氏は、知人経由でバンクーバーオリンピック代表スキーチームのトレーナー・梅本みのる氏に商品を紹介しており、そこからエアウィーヴの噂が浅田の耳にも届いていたのだ。
浅田が使っていることを聞きつけた高岡氏は、浅田のところへ使用感を確認しに行っていたが、この時はまだ浅田をブランドアンバサダーにすることは決まっていなかった。だがあの映像を見て、ブランドアンバサダーをお願いするのは浅田しかいないと確信したという。