被災地慰問や途上国支援といった芸能人の慈善活動については、世間から注目される一方で「売名目的」といった批判もつきまとってきた。しかし、これほど痛烈な批判が、「当事者」から浴びせられたことは過去にない。
刑務所や少年院の慰問をライフワークとしている杉良太郎(72)が6月12日、2015年から始まった「法務省矯正支援官」の2期目となる委嘱式に出席。杉は「特別矯正監」という肩書きで矯正支援官を指導する立場にあるのだが、1期目に続き委嘱された元AKB48の高橋みなみや石田純一らを激励後、報道陣にこう語った。
「(任期の)2年の中で非常に働いていただいた方と、全く働いていただかなかった方とが分かれましたね。そこで、私たちは働いてくれる方を優先して委嘱させていただきました。2年のうちに1回も(慰問に)行っていただいてないのは論外」
杉の厳しい言葉は、その場にいない、“2期目に委嘱されなかった人たち”に向けられていたようだ。
外れたのは、浜崎あゆみと貴乃花親方である。法務省に、「2人は1回も行かなかったのか」と尋ねるとこう回答した。
「浜崎あゆみ様はそうです。貴乃花様はお越しいただいたこともございますが、お仕事のご予定ですとかそういったご事情で今回委嘱は更新しませんでした」(矯正局成人矯正課)
いったい何がここまで杉を刺激したのか。芸能レポーターの石川敏男氏はこう察する。