ゴルフの全米オープンで2位となった松山英樹(25)。1980年の青木功(74)に並ぶ快挙で、世界ランキングも日本人初の2位に浮上した。NHKの米ツアー解説者を務める沼沢聖一プロが今大会の松山のプレーを振り返る。
「ドライバーの飛距離、アイアンの精度は世界でも群を抜いている。課題だったパットも今大会のグリーンに合い、タッチもラインの読みも良かった」
だからこそ悔やまれるのは、スコアの“乱高下”である。
「ビッグスコアを叩き出した2日目、最終日のようなプレーを初日、3日目にも出せていれば、間違いなく優勝できた。特に初日82位の出遅れは痛かった」(同前)
この原因は「メンタル」にあると沼沢プロは指摘する。