芸能

大野智 忍者役がハマるワケは「人を煙に巻く空気感」 

『忍びの国』で大野は忍者・無門を演じる(公式HPより)

 嵐・大野智(36)が忍者役を演じた映画『忍びの国』。これまで『世界一難しい恋』での社長役、『怪物くん』などでの怪物くん役などを演じてきた大野が今回、挑戦した役は忍者だ。それが見事にハマっていると公開前から評判は上々だ。役者・大野智の魅力についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 そんなわけで、大野智、跳んでます!! 7月1日公開の映画『忍びの国』の話である。舞台は、天下統一を目指す織田信長も手を出さなかった伊賀の国。主を持たぬ忍びの国と織田勢がついに激突した「天正伊賀の乱」がテーマとなる。

 物語のポイントは、大野演じる主人公の忍者・無門が、正義の味方でも人気者でもなんでもないところ。映画の予告編で「人を人とも思わない忍び」と言われている通り、ひたすら美人妻お国(石原さとみ)に気に入られたい無門は、たとえ同じ伊賀の人間だろうが、ギャラが出れば平然と抹殺する。他人の生死にも目の前の戦いそのものにも関心がまるでない。忠義も情けも持たない「人でなし」無門ら忍びが、戦国武将たちに「術」をかける…っていったいどうやって!?

 人でない役?と聞いて、大野の代表作『怪物くん』や『死神くん』を思い出す人も多いはず。人間離れした役は彼の得意技。ハードなワイヤーアクションもこなした忍者大野は、どっから跳んでくるんだよ?と思える高さから矢のように飛んできて、にっこりしたりする。大野智は、この映画でも正しい道を突き進んでいるのである。

 先日、大野はNHK『あさイチ』に生出演。視聴者から大量のメッセージや似顔絵が送られていたが、本人はいたって淡々といつものテンション。そんな中、面白かったのが、映画で共演した立川談春と中村義洋監督の会話だ。

関連記事

トピックス

不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《スクショがない…》田中圭と永野芽郁、不倫の“決定的証拠”となるはずのLINE画像が公開されない理由
NEWSポストセブン
多忙の中、子育てに向き合っている城島
《幸せ姿》TOKIO城島茂(54)が街中で見せたリーダーでも社長でもない“パパとしての顔”と、自宅で「嫁」「姑」と立ち向かう“困難”
NEWSポストセブン
小室圭さんの“イクメン化”を後押しする職場環境とは…?
《眞子さんのゆったりすぎるコートにマタニティ説浮上》小室圭さんの“イクメン”化待ったなし 勤務先の育休制度は「アメリカでは破格の待遇」
NEWSポストセブン
女性アイドルグループ・道玄坂69
女性アイドルグループ「道玄坂69」がメンバーの性被害を告発 “薬物のようなものを使用”加害者とされる有名ナンパ師が反論
NEWSポストセブン
遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)
《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”
NEWSポストセブン
当時のスイカ頭とテンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《“テンテン”のイメージが強すぎて…》キョンシー映画『幽幻道士』で一世風靡した天才子役の苦悩、女優復帰に立ちはだかった“かつての自分”と決別した理由「テンテン改名に未練はありません」
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」
NEWSポストセブン
1970~1990年代にかけてワイドショーで活躍した東海林さんは、御年90歳
《主人じゃなかったら“リポーターの東海林のり子”はいなかった》7年前に看取った夫「定年後に患ったアルコール依存症の闘病生活」子どものお弁当作りや家事を支えてくれて
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン