ドラマの舞台は1980年代後半、バブル全盛の頃。大企業の御曹司でエリート銀行員・階堂彬(向井理・35才)と、父の会社が倒産し、夜逃げをするなど、過酷な人生を生きてきた、天才バンカーの山崎瑛(斎藤工・35才)。ふたりが7月9日スタートの『連続ドラマW アキラとあきら』(WOWOW 毎週日曜夜10時~・全9話)で演じるのは、そんな好対照な役柄だ。そんなふたりが「おカネ」について語った。
――銀行員とはいえば、札勘定です。札勘は練習しましたか?
向井:それはもう、資料用のDVDを見ながらめちゃくちゃ勉強しましたね。
斎藤:練習用のお札だとしわしわになって、うまくできなくて。かといって、本物の新札を用意するのもどうかと思うし…。
向井:わかる! ぼくも本物のお札で練習したくて銀行に行こうか散々迷った(笑い)。でも結局、行くのはやめて、練習用のお札では扇形にできるようになったんですけど、本番で使った、本物のお札では同じことができなくて、苦労しましたね。
――貯金について、改めて考え直した?
斎藤:そうですね。ぼくは独り身なので、お金の管理は自分でしないといけないから、通帳を見てどのくらい使って、いくらお金が残っているか、意識して確認するようになりました。毎年、確定申告には頭を悩ませますし。
向井:ぼくは普段、あまり買い物はしないんですが、なるべく現金で支払うようにしています。そうでないと、お金の価値を実感できないんです。以前、川村元気さんの『億男』(マガジンハウス)を読んだときにも思いましたが、お金の価値とはなんぞやって、今でも考えています。
――本誌・女性セブンの読者には500円玉貯金している人も多いんですが。
向井:ぼくもやってます。
――えっ向井さんが!? 多くの読者も喜ぶと思います。
向井:いや~ボタンを押すと箱の中から猫が出てきて、小銭を手でひょいっと持っていく貯金箱をもらったんですよ。今、いくら貯まっているんだろ? それに2~3年は貯めてるんですが、気がついたときに入れているから金額はわからないですね。帰ったら見てみようと思います。
斎藤:500円玉貯金かあ。ぼくは小さい頃に周りがギザギザの10円玉を集めていたことはあるけど…。