作家の百田尚樹氏が、意外な主張をし始めて話題になっている。「今こそ、韓国に謝ろう」──6月中旬、同名の著書を上梓した百田氏。韓国に対し、何を謝罪すべきなのか。日本が、朝鮮半島に対して行った“悪行”の数々とは。百田氏が語る。
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文在寅・新大統領は慰安婦問題に関する日韓合意の「破棄」をちらつかせ、多くの国民がそれを支持するという事態が韓国で起きています。国家と国家の取り決めを反故にすることは国際常識上あり得ないことです。
韓国では、憲法の上に“国民情緒法”と言われる概念があります。これによって、政府や最高裁さえも「法律」「憲法」を無視して、国民感情に従った判断を下してしまう。だから国際法や国際的なルールを破ってしまうのです。
多くの日本人は、そんな韓国を目の前にして「なぜ約束を守らないんだ」「また譲歩しなければならないのか」と憤っています。しかし、そうしたアプローチでは、もう日韓関係を健全な方向に向かわせることはできないのではないか──私は最近、そう感じ始めました。